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肉類とコエンザイムQ10

肉類とコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は年齢とともに減少する

コエンザイムQ10はエネルギー生産効率を高めるだけでなく、活性酸素を除去する抗酸化作用も持ち合わせています。
しかし、体内で生成されるコエンザイムQ10は年齢とともに減少していきます。
コエンザイムQ10が減少するとエネルギー生産効率が落ちて、疲れやすくなったり、太りやすくなったり、やる気や気力が低下します。
また、コエンザイムQ10が減少すると抗酸化作用も低下しますので、活性酸素の増加によって肌のハリやツヤが失われたり、シミやしわが悪化したり、生活習慣病のリスクが上がったりと老化現象が進行します。
このような症状を抑制するためには、失われゆくコエンザイムQ10を補充することが重要です。

コエンザイムQ10は様々な食品に含まれていますが、その中でも比較的コエンザイムQ10の含有量が多いのが「肉類」です。
では、肉類でコエンザイムQ10を摂るとどんなメリットがあるのでしょうか?

肉類でコエンザイムQ10を摂るメリット

良質なたんぱく質を補給

牛肉を始めとした、豚肉や鶏肉などの肉類にはアミノ酸やたんぱく質が豊富に含まれています。
肉類は動物性たんぱく質ですので、人間の体では作り出すことのできない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
良質なたんぱく質は、筋肉や骨、肌、髪の毛、血液、臓器など体のあらゆる部位をつくる材料になりますので、身体の成長や修復、健康維持には欠かせない栄養素です。
また、人の体は常に古い細胞と新しい細胞が入れ替わっています。
こうした細胞の生まれ変わり、つまり新陳代謝を活発にするために必要なのがアミノ酸です。
アミノ酸が不足すると新陳代謝が上手く行われませんので、細胞の再生や修復が遅れ、老化現象が悪化します。
また、体内でアミノ酸が不足すると、身体は新陳代謝を行うために筋肉細胞を分解してアミノ酸を作り出します。
当然ですが、筋肉からアミノ酸が分解されると、筋肉量は減少します。
筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下して、体力が落ちたり、太りやすくなったり、血行不良に陥ったりと様々な不調を引き起こします。
肉類でコエンザイムQ10を摂ると、同時に良質なたんぱくを摂ることができるので、若々しい身体を維持します。

美肌をサポート

上記でも述べたように、活発な新陳代謝にはアミノ酸が欠かせません。
新陳代謝が活発になると、肌のターンオーバーも正常化しますので、シミやしわのできにくい美しい肌を維持します。
また、肉類に含まれる脂肪分も美容に良い効果をもたらします。
健康維持や体型維持のためにも脂肪分はできるだけ減らしたいと思いますが、女性の場合、極端に脂肪分を減らすと、女性ホルモンのエストロゲンが減少して、ホルモンバランスを崩す恐れがあります。
エストロゲンは肌の水分量を維持したり、肌のハリ、ツヤ成分であるコラーゲンを増やしたり、脂質代謝を促したりと様々な美容効果を持つホルモンですので、減少すると肌が乾燥しやすくなったり、シミやしわができやすくなったり、太りやすくなったりします。
また、肉類に含まれる脂肪酸「オレイン酸」は、人の皮脂成分のおよそ40%も占めていますので、不足すると肌が乾燥しやすくなります。
このように肉類でコエンザイムQ10を摂ると美肌をサポートします。

ダイエット促進

未だに「肉を食べると太る」と思っている方がいますが、これはむしろ逆です。
肉を食べると痩せやすくなります。

体が太る理由は非常にシンプルです。
自分の消費カロリー(基礎代謝)を摂取カロリーが超えてしまうことにあります。
消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければ肥満にはなりません。
つまり、消費カロリーが多ければ多いほど痩せやすいといえます。
人の消費カロリーを決めるのは主に「筋肉」です。
筋肉がしっかりとある人は基礎代謝も高いので、脂肪燃焼効果も大きくなります。
しかし、筋肉が少ない人は基礎代謝も低いので、脂肪燃焼効果も小さくなります。
筋肉の主成分はたんぱく質ですので、筋肉の維持・向上のためには良質なたんぱく質が含まれた肉類の摂取が欠かせません。

また、肉類には「カルニチン」というアミノ酸が含まれています。
摂り入れた脂質や糖質などのエネルギー源は、細胞内に存在するミトコンドリアによってエネルギーに変換されますが、脂肪酸はカルニチンと結合しなければミトコンドリアの中に入ることができません。
つまり、カルニチンがなければ脂肪がエネルギーに変わることはできないのです。
ですから、体内で脂肪を分解できてもカルニチンが不足していたらミトコンドリアによって消費することができないので、消費されなかった脂肪は体脂肪になってしまうのです。
肉類でコエンザイムQ10を摂ると、脂肪燃焼効率を高めてダイエットを促進します。

心を安定させる

肉類には「トリプトファン」というアミノ酸が豊富に含まれています。
トリプトファンは、「セロトニン」という神経伝達物質をつくることから、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
というのも、セロトニンは自律神経に働きかけることで、心身をリラックスさせたり、楽しい気持ちや嬉しい気持ちなどの幸福感をもたらすホルモンなのです。
ちなみに、うつ病や自律神経失調症などを患う患者の脳内は、セロトニンの分泌量が著しく不足していることから、セロトニン不足がうつ病や自律神経失調症を引き起こすとも考えられています。
また、トリプトファンは睡眠ホルモン「メラトニン」を作り出します。
メラトニンは、寝つきを良くすることで睡眠の質を高める働きを持っていますので、セロトニンが不足してメラトニンの分泌が減少すると、睡眠の質が低下します。
睡眠の質が低下すると、朝スッキリ起きられなくなったり、疲れがとれずに体力が低下したり、肌や髪のトラブルが生じたりと様々な不調を引き起こします。
肉類でコエンザイムQ10を摂ると、心を安定させ、睡眠の質を維持します。

コエンザイムQ10は肉類+サプリメントがおすすめな理由

コエンザイムQ10は主に動物性食品に多く含まれていますので、肉類も比較的多くのコエンザイムQ10が含まれています。
とくに牛肉は100gあたり3mg程度のコエンザイムQ10が含まれていますし、豚肉にも2.5mg程度のコエンザイムQ10が含まれています。

肉類だけでコエンザイムQ10を補えるか?

1日に必要なコエンザイムQ10の量は人によって違いますが、健康維持のために必要な目安摂取量はおよそ60~100mg、身体機能の向上や不調の改善のために必要な目安摂取量はおよそ100mg~300mgといわれています。
つまり、1日に必要なコエンザイムQ10を摂るためには、最低でも牛肉なら2kg、豚肉なら2.4kgを毎日食べなければなりません。
ちなみに、牛肉(肩ロース)のカロリーは100mgあたりおよそ400kcal、豚肉(肩ロース)のカロリーは100mgあたりおよそ250kcalです。
上記でも述べたように、肉類は筋力維持や脂肪燃焼効率を高めるためには効果的ではありますが、摂取し過ぎると脂肪の摂り過ぎで太ります。
肉類だけでコエンザイムQ10を摂ろうとすると、せっかく肉類でコエンザイムQ10を摂るメリットがデメリットになってしまいますので、肉類だけでコエンザイムQ10を補おうとするのはおすすめしません。

減少してゆくコエンザイムQ10を補うためには、肉類だけで摂ろうとするのではなく、食事+サプリメントでコエンザイムQ10を上手に摂ることがおすすめです。
サプリメントであれば、調理の必要もありませんし、カロリーオーバーになることなく一定のコエンザイムQ10を摂取することができます。
コエンザイムQ10は脂溶性ですので、脂肪分の多い肉類を食べた後に摂取することで、吸収率が高まるというメリットもあります。
肉類だけでなく、サプリメントをプラスすることで肉類のメリットを損なうことなく効率よくコエンザイムQ10を摂取しましょう。

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