お肌のターンオーバーとコエンザイムQ10
お肌のターンオーバーとコエンザイムQ10の関係
ターンオーバーとは、新しい皮膚細胞が生まれて古い皮膚細胞が剥がれ落ちるまでの過程のことを指します。
肌のターンオーバーが正常であれば、シミの原因ともなるメラニンが角質とともに剥がれ落ちやすくなったり、肌乾燥を防いでうるおいを維持したり、肌荒れを防いだりしてくれます。
つまり健やかな肌を維持するためには、正常なターンオーバーが必要不可欠なのです。
肌のターンオーバーにもコエンザイムQ10が重要な役割を担っています。
というのも、私たちの体はおよそ60兆個もの細胞が身体のあらゆる器官や組織をつくっています。
それらひとつひとつの細胞を常に活性化することで、人は健康で若々しい身体を維持することができるのです。
当然ですが肌も細胞で成り立っていますので、細胞の活性が低下すれば、肌状態にも影響を及ぼします。
私たちの体をつくっている細胞の中にはミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアは生命維持活動に欠かせないエネルギーをつくる工場のようなものです。
ミトコンドリアがエネルギーをつくるためには栄養と酸素が必要なのですが、エネルギーの生産効率を上げるためにはコエンザイムQ10が必要です。
コエンザイムQ10を摂ってエネルギー生産効率を高めることで、細胞を活性化します。
これにより、肌細胞の働きも活性化し、ターンオーバーを正常化へと導くのです。
では、細胞が活性化し、ターンオーバーが活性化することで肌にどのようなメリットがあるのでしょうか?
肌のターンオーバーが正常化するメリット
美白をサポート
肌のターンオーバーが正常化するとシミやそばかすの原因となるメラニン色素が押し出され、排出されやすくなります。
こうして色素沈着を防ぐことで美白をサポートします。
さらに、コエンザイムQ10には強い抗酸化作用があります。
活性酸素の増加はシミやそばかすができる大きな原因ですので、コエンザイムQ10が持つ抗酸化作用によって活性酸素の増加を防ぐことで、より美白を導きます。
シワ、たるみ予防・改善
肌のターンオーバーの周期は早くても遅くても良くありません。
ターンオーバーの周期が遅いとメラニン色素の排出が滞ってシミができたり、角質が厚くなって肌がごわついたりといったことが起こりますが、ターンオーバーの周期が早くても肌トラブルを引き起こしやすくなります。
ターンオーバーが早まるということは未成熟な角質ができるということなのです。
未成熟な角質は薄いため、水分保持力が非常に低く乾きやすいので、乾燥肌を引き起こしやすいのです。
肌の乾燥はシワやたるみなどの肌老化を招く大きな原因です。
ターンオーバーを正常化し、成熟した角質をつくることは、シワやたるみの予防・改善にも繋がるのです。
肌荒れ予防・改善
上記でも述べたように、肌のターンオーバーの周期は早くても遅くても良くありません。
ターンオーバーの周期が早いと角質は未成熟なままですので、水分保持力が弱く肌のシワやたるみを引き起こします。
反対にターンオーバーの周期が遅いと、角質は厚くなり、肌がざらついたりごわついたりします。
このように、ターンオーバーの周期が乱れると、肌のバリア機能が低下します。
肌のバリア機能が低下すると細菌やウイルスへの抵抗力が弱まりますので、ニキビや肌荒れなどを招きやすくします。
ターンオーバーを正常化することは、肌のバリア機能を正常に保つことにも繋がりますので、ニキビや肌荒れの予防・改善を促します。
このように、コエンザイムQ10を摂って細胞を活性化することは、肌のターンオーバーを正常化へ導くことにも繋がるのです。
ターンオーバーを正常化するためにはコエンザイムQ10を摂るとともに、毎日の生活習慣やライフスタイルを見直すことも重要です。
たとえば、ストレスや疲労、喫煙、飲酒、寝不足、運動不足、食生活の乱れ、便秘なども肌のターンオーバーのサイクルを乱す要因となります。
コエンザイムQ10を摂り入れるとともに、生活習慣を改善することもターンオーバーを正常化するために大切なことです。